「VANISHING POINT」鑑賞

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    2012年日本映画 翁長裕監督

    21時20分から鑑賞。
    2000年に解散したロックバンド、ブランキージェットシティの映画です。

    チケットは前売り券のみなので、劇場には間違いなくブランキーのファンしか来てなかったと思います。
    いかつい革ジャンを着たリーゼントな方がたくさんいるのかと思っていましたが、至ってフツーの方ばかりでした。
    ハイネケンを飲みながら鑑賞しました。

    内容ですが、
    事前に賛否両論であることを頭に入れて鑑賞に臨んだので、まあ期待通りでした。

    2000年のブランキーの解散ツアーを追ったドキュメント映画ですが、ステージの裏側とステージの様子をメインに映画は進んでいきます。

    翁長監督の文字によるモノローグが要所要所に挟まれることで、全体の流れを大変わかりやすいものにしてます。
    「ツアースタート 最初はまあフツーに」→「ツアーを重ねるごとにだんだん演奏がかみ合わなくなってくる」→「3人で怒りのミーティング」→「うまくいきだす」→「ファイナルは横浜アリーナで大成功」
    みたいな、ちょっと軽薄な青春物語みたいな流れです。
    ドキュメント映画であれば余計な説明はなしでもよかったかもしれません。またモノローグのせいで作品のテンポが明らかに悪くなっているように感じました。

    楽屋での3人の怒りのミーティング風景はブランキーならではの不器用さと緊張感が濃厚で、なかなか面白く、この作品のひとつの見せ場となってました。
    この映画の主役はベースの照井さんでしょう。
    3人の演奏が1つにかみ合わないことにイライラな照井さん。
    ベンジーがなだめるように彼に言います。
    「達也のドラムはパンクじゃん、でも照ちゃんのベースはしなやかなんだわ。そこが合わないんだわ(だからしかたないじゃんとでも言うように)」
    照井が返します。
    「わかっとるよ。わかっとるけど、でも3人でガーッと行けるときもあるじゃん」
    この2人の言葉こそがブランキーなんだと思います。
    お互いの演奏がかみ合わないからこそ生まれる緊張感、そして奇蹟的に一体化したときの疾走感と破壊力。それこそがブランキーの魅力であると思うのです。
    なので、かみ合わない点も魅力であるとファンは認識してるとは思うんですが、この作品を観ると、照井は明らかにラストツアーということで、3人の演奏がドンピシャと一つの方向に行くことに並みならぬ固執をしているのが面白い。彼はツアー序盤から「最期くらい固まろう」と言っています。

    このようにブランキー自体がかなり癖のあるバンドでしたので、それがわかっているとこの作品はなかなか面白いと思えます。

    横浜アリーナでのラストシーンとなる「BABY BABY」は解散後すぐに発売になったライブDVD「LAST DANCE」と全く同じ映像なんですが、改めて観て、すげえなと思いましたね。ヘヴィーではないんですが、独特の疾走感とグルーヴで唯一無二なスリーピースロックバンドの一つの究極系のような演奏なのです。

    というわけでブランキーファンにとってはなかなか面白い映画でした。
    一番心に残ったのは照井さんの魂の叫びですかね
    「ロックンロオオオオオーール!!!」

    以上、生涯743本目の作品でした!!!


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